THE THREE SISTERS

ワイカト地方からタラナキ地方に入ってすぐのところにひっそりとある、この絶景。ニュープリマスからハミルトン方面へ1時間くらい走ると、小さなサインがあるので、是非見落とさずに立ち寄って頂きたい。




上の4枚の写真は、スリーシスターズの前後で撮ったもの。朝早くに出発すると、道路に車が少ないだけでなく、こんな素晴らしい景色に出会えるのだ。目的地に到着してからが旅のスタートではなく、そこへ辿り着くまでの過程も十分に価値がある。これも、ニュージーランドの大きな魅力の一つであろう。



左がスリーシスターズの駐車場の写真。オーストラリアにも思えばスリーシスターズのがある。日本人は良くスリーシスターと言ってしまいがちだが、正しくは『ザ』スリーシスター『ズ』だ!と地元のオーストラリア人に訂正されたことが思い出される。ザ・ドラえもんズの要領だ。
看板にも書いてあるように、ここに入れるのは潮が引いている時間だけである。なぜなら、駐車場から歩いてスリーシスターズを見て、写真を撮ったりして戻るまでに恐らく1時間ほどかかる。その間、潮が満ちてくると、陸がなくなってしまうのだ。なので、水着を装備している時以外は潮が1番引く時間の1、2時間前を狙っていくのがベスト。さらに言えば、風が穏やかで良い写真が撮りやすい時間は朝と夕方なので、晴れて、その時間帯に干潮になる日は行くのに完璧なタイミングだ。
潮の引き具合のチェックはこちら


昔は左上のような、洞窟から垣間見えるスリーシスターズやタラナキ山の写真を撮ることが出来たが、今はもうできなくなってしまった。風なのか波なのか、または地震の影響なのか、この洞窟は崩れて埋まってしまったのである。3つあった岩も、1つが崩れ、残るは2つだけとなってしまった。
でも落ち込むことはない。スリーシスターズ(現在はツーシスターズ)の奥には、もう一つの見どころ『エレファントロック』がある。こういった名前の岩は、「どこがどんな風に象なの?」と聞きたくなるような場合が多いが、この岩は誰がどこから見ても見事な象だ。この辺りまで近寄って写真を撮ったり遊んだりする場合、時間は少し多めの1時間半から2時間くらいを目安にするといいかもしれない。
以上が個人的にとても気に入っている、タラナキのスリーシスターズだ。